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買い先行後は前日終値を挟んでのこう着【クロージング】  4月07日16時03分

7日の日経平均は小幅に反発。34.16円高の29730.79円(出来高概算10億8380万株)で取引を終えた。前日の急落の反動や、国際通貨基金(IMF)による世界経済見通しの上方修正などを好感して、買い戻しの動きが先行して始まり、寄り付き直後には一時29867.94円まで上昇。しかし、その後29500円台まで下落する場面も見られるなど、不安定な相場とはなったものの、売り一巡後はこう着ながらも前日終値を挟んだ底堅さが意識されていた。

東証1部の騰落銘柄は、値上がり銘柄数が1800を超え、全体の8割超を占めた。セクター別では、鉄鋼が3.43%と大きく上伸したほか、海運、金属製品、非鉄金属がいずれも2%超上伸するなど29業種が値上がりした。一方、医薬品、陸運、証券・商品先物など4業種が下落。指数インパクトの大きいところでは、ソフトバンクG<9984>、アドバンテス<6857>、TDK<6762>、豊田通商<8015>が堅調。半面、ファーストリテ<9983>、エムスリー<2413>、信越化<4063>、東エレク<8035>が軟調だった。

世界景気の回復期待が相場の下支え要因となっていた。また、英投資ファンドが買収提案すると伝わった東芝<6502>が制限値幅いっぱいまで買われたほか、主力工業の火災を受け半導体の代替生産する方針を固めたルネサス<6723>が3営業日ぶりに反発。車載半導体不足の緩和期待からトヨタ<7203>などの完成車メーカーも堅調に推移した。一方、明日の決算発表を前に持ち高調整の売りが増えたファーストリテは大幅に続落したほか、香港や上海といったアジア市場が軟調なことも目先の利益を確保する動きにつながり、全般は前日の終値を挟んで狭いレンジ内の動きだった。

今後、本格化する日米主要企業の決算発表を見極めたいとの見方が多く、積極的な売り買いを手掛ける状況にはなっていない。また、新型コロナウイルスの新規感染者の増加が続くフランスでは3度目の都市封鎖(ロックダウン)が開始されるなど欧州での感染増が気掛かりなうえ、国内でもまん延防止等重点措置が実施されている大阪では、医療非常事態宣言を発するなど、国内外での感染拡大に歯止めがみられず先行き不安心理が拭えていない。世界的なコロナワクチンの接種開始による経済活動の正常化期待はある程度織り込まれているだけに、目先は狭いレンジ内の動きが続きそうだ。



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