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日経平均の下げ幅は今年2番目の大きさ、ハイテク株売り強まる【クロージング】  5月11日16時20分

11日の日経平均は4営業日ぶりに大幅反落。909.75円安の28608.59円(出来高概算12億8914万株)で取引を終えた。下げ幅は今年2番目の大きさ。前日の米国市場で、長期金利の上昇を嫌気してハイテク株が大幅安となった流れを引き継いで売りが優勢。この流れを受けた日経平均は売り優勢の相場展開となり、後場半ばには一時28535.36円まで下落幅を拡大した。日銀の上場投資信託(ETF)買いに対する期待感もあったものの、リスク回避の売りが断続的に散見され、終日下落基調が続いた。

東証1部の騰落銘柄は、値下がり銘柄数が1900を超え、全体の9割超を占める全面安商状に。セクター別では、海運のみが値上がりした一方で、機械、精密機器、情報通信、ガラス土石、その他金融、電気機器がいずれも3%を超える下落となった。指数インパクトの大きいところでは、味の素<2802>、塩野義<4507>、リコー<7752>、住友重<6302>がしっかりした半面、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、アドバンテス<6857>、ダイキン<6367>、ファナック<6954>が下落した。

前日の米国市場で米長期金利が再び1.6%台に上昇したことなどが響き、ナスダック総合指数やSOX指数などハイテク関連株が大幅安となった。こうした流れを引き継いで東京市場でも半導体、電子部品関連株などを中心に幅広く売りが優勢となった。また、時間外取引での米株先物が一時1%近く急落していることなどから、今晩のNY市場に対する警戒感も投資マインドを冷やす格好となった。また、レバレッジ型のETFが急落しているだけに、この下落に対するヘッジ売りが225先物に断続的に出たことから、先物安を受けた裁定解消売りにつながり、下げ幅を拡大させる要因になった。

日経平均は5日線や75日線といった下値のめどとみられていた節目を次々と割り込んでしまったことから売りが加速したとみられる。日経平均はボリンジャーバンドの-2σまで下落しており、これまでは同水準で下げ止まっているため、目先は下げ止まりが期待されるとの指摘もある。しかし、先行き警戒感が拭えないなかでは、26週移動平均線水準である28400円近辺を割り込めば、調整局面は長期化しかねないとの見方が多い。




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