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サーキュ Research Memo(4):高い専門性を持つプロ人材を揃え、日本最大級のプロ人材データベースを持つ 10月18日15時04分

■強み

外部のプロの経験・知見を複数の企業でシェアし経営課題を解決するという新しい人材活用モデルであり、変化する経営課題やAI・DXといった先端技術に対応した高い専門性を持つプロ人材を豊富に揃えている点にサーキュレーション<7379>の強みがある。企業の成長ステージは、創業期、成長期、成熟期という3ステージに分けて考えることができ、各ステージに応じて経営における課題も異なる。また、各ステージを横断する共通の課題も存在するが、同社顧客企業はこれら各ステージにおいて適切なプロ人材を活用することができ、また同社においては、継続的な受注を確保することができるという利点がある。

同社は日本最大級のプロ人材データベースを有しており、日本のビジネス人材の上位層に特化し、17,814名の実績を蓄積。さらに、新規事業から業務改善、人事、DX、SDGsまで幅広くカバーした8,631件(同)の案件からなるデータも保有している。このデータベースによって、これまで実施したプロジェクトや評価データを次のプロジェクトに生かすことができる。これにより企業のニーズに合ったプロジェクト構築が容易となるほか、人材選定の正確性も結果的に向上していくことにつながることから、競合他社との差別化を図ることができていると弊社では見ている。

超少子高齢社会による労働人口の減少やグローバル化等によって多くの企業は変革を求められているが、大企業などは豊富なキャッシュや知名度を活用して人材を確保することは可能である。しかし、経験・知見が豊富な専門性の高い人材は、副業(複業)から始まり独立、最終的にはプロとして生きていく選択をするようになりつつあり、求人広告・人材紹介・ヘッドハンティングなど、従来型のあらゆる方法を駆使しても優秀な人材を採用することは年々難しくなっている。特に前述のように、地方企業にとっては都市部に集中しているプロ人材と接点を持つ機会をつくることすら難しいため、こういった企業にとって、プロ人材を柔軟に取り入れることができることは大きなメリットであり、同社の強みとなっていると弊社では見ている。

さらに銀行とのアライアンス契約の拡大も重要な焦点である。現在契約済の銀行は51行であり、地方での人材ニーズは大きく、アライアンス金融機関からの紹介案件数は2021年7月期第4四半期に過去最高を更新した。特に地方でのプロ人材の採用は拡大しており、2020年4月時点での成約件数の累計実績は、常勤雇用以外が25%だったのに対して、2020年11月時点では52%に急増している。地方については最終的に承継案件にもつながる可能性があると考えられ、今後の成長ドライバーとして注目される事業となるだろう。

(執筆:フィスコアナリスト 村瀬智一)




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