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日経平均は4日続落、米CPI前の様子見姿勢のなかアジア市況下落が重しに 11月10日16時01分

日経平均は4日続落。前日の米株式市場でNYダウは3日ぶりに反落。10月生産者物価指数(PPI)が引き続き高い伸びを示したためインフレ警戒感が強まり、史上最高値付近からの利益確定売りが嵩んだ。米10年国債利回りは低下したがハイテク株も利益確定売りに押され、ナスダック総合指数は12日ぶりに反落。日経平均は76.40円安でスタート。前日までの下落による値ごろ感もあって、一時は前日比プラス圏に浮上する場面もあった。しかし、戻り待ちの売りも根強く再び失速。中国株や香港株、時間外のNYダウ先物が軟調ななか、後場は一段と下げ幅を拡げて始まると一時は29100円割れに。
今晩の米消費者物価指数(CPI)を見極めたいとの様子見姿勢から戻りは鈍く、その後も軟調な推移が続いた。

 大引けの日経平均は前日比178.68円安の29106.78円となった。東証1部の売買高は11億5329万株、売買代金は2兆5202億円だった。セクターではゴム製品、空運業、鉄鋼などが下落率上位となった一方、パルプ・紙、海運業、その他製品などが上昇率上位となった。東証1部の値下がり銘柄は全体の55%、対して値上がり銘柄は39%となった。

 個別では、通期の経常利益予想が据え置かれた東邦亜鉛<5707>が急落。オークネット<3964>は高進捗率ながら通期計画が据え置かれたため急落。新電元工業<6844>も上期好決算も通期計画据え置きで失望売りを誘った。また、業績予想を下方修正した三井住友建設<1821>やエレコム<6750>のほか、決算関連のリリースをきっかけに住友ゴム<5110>、ビジョン<9416>、クレディセゾン<8253>、セイコーHD<8050>、シップHD<3360>、三菱マテリアル<5711>、三井金属<5706>、キリンHD<2503>などが東証1部下落率上位に顔を出した。不適切な会計処理の疑念から決算発表を延期したグレイス<6541>
はストップ安となった。

 1部売買代金上位では、ソフトバンクG<9984>、レーザーテック<6920>が3%を超える下落、マネックスG<8698>は8%超の急落となった。東エレク<8035>、アドバンテスト<
6857>、JFEHD<5411>、三菱商事<8058>、ベイカレント<6532>、ホンダ<7267>なども大幅に下落し、ファーストリテ<9983>、ソニーG<6758>なども軟調だった。

 一方、7-9月期好決算で通期計画を市場予想以上の水準に上方修正した日産自<7201>
が急伸。好決算を材料にデジハHD<3676>、ケイアイスター不動産<3465>、エー・アンド・デイ<7745>がそれぞれストップ高。そのほか業績関連のリリースを背景にウィルグループ<6089>、芝浦機械<6104>、ネクソン<3659>、鈴木<6785>などが1部上昇率上位に並んだ。後場に入ってからは、業績予想の上方修正及び自社株買いを発表した高島屋<8007>が急伸。そのほか、一部メディアの報道を手掛かりに大有機化<4187>が、証券会社によるカバレッジ開始で三井ハイテク<6966>なども大幅高に。

 1部売買代金上位では、日本郵船<9101>、川崎汽船<9107>などの大手海運株が上昇、そのほか、任天堂<7974>、トヨタ<7203>、ルネサス<6723>なども買われた。


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