株式・投資信託・ETF・退職・年金 投資に役立つ「ケイゾンマネー」

巣ごもり消費やテレワークなどの関連銘柄への物色が再燃 11月29日08時20分

 29日の日本株市場は、引き続き波乱含みの相場展開になりそうだ。26日の米国市場は感謝祭の祝日明けで午後1時までの短縮取引だった。南アフリカで新たにみつかった変異株が世界経済の回復を損ねるとの懸念に、アジアや欧州市場の流れを引き継ぐ格好から大きく下落した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比635円安の28155円。円相場は1ドル113円40銭台で推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好からギャップスタートとなろう。26日の段階で米国市場の下落は相当織り込まれていると見られるものの、日経225先物はナイトセッションで一時27510円まで下落する場面も見られており、朝方はヘッジ対応の動きなどから波乱含みのスタートが見込まれそうだ。日経平均は先週末の急落で75日線を割り込んでおり、もう一段安となれば10月6日につけた安値27293.62円が意識されてくる可能性があるため、押し目買いも入りづらい状況だろう。

 ただし、世界の金融市場はパニック的に売られている面もあり、イレギュラー的な価格形成に対する修正リバウンドの動きが意識されてくる可能性はあるとみておきたい。南アでみつかった変異株についてはファイザーやモデルナなどが既存のワクチンが効果を示すかの試験を行っており、2週間以内に試験結果が明らかになると報じられている。この結果待ちのなかで、買い戻しの動きが意識されてくることも想定されよう。

 そのため、売り一巡後はこう着感が強まるものの、アジア市場は底堅い動きを見せてくるほか、グローベックスの米株先物が落ち着いた動きを見せてくるようであれば、短期的にはリバウンドを狙った動きが強まりやすいだろう。物色としては主力銘柄については先物の動向を睨みながらの展開となり、その他は個人主体の中小型株などの材料性のある銘柄に資金が向かいやすいだろう。また、行動制限などへの警戒感が高まってくる可能性もあり、巣ごもり消費やテレワークなどの関連銘柄への物色も再燃する展開も想定しておきたいところであろう。


<AK>

 Copyright(c) FISCO Ltd. All rights reserved.

特集

「証券アナリストの調査手法とこだわり」(全6回)

「証券アナリストの調査手法とこだわり」

証券アナリストの行動パターンをご紹介!個人投資家のリスク回避術を学ぼう。

特集を読む »

おもしろ企業探検隊

おもしろ企業探検隊

平林亮子&内田まさみの「そうだ!社長に会いに行こう」ナブテスコ株式会社

特集を読む »